出逢えてよかった｜東京都北区のペット霊園・東京動物霊園

18年もの長い間、飼主さんと一緒にお参りに来てくれていたチワワのわんちゃんが
先だって亡くなりました。18才といえばかなりの高齢で亡くなる前は自由に動く事が
できなくなっていたようです。飼主さんは、いつでも様子がわかるようにと一緒の布団
で眠り昼夜を問わず寝返りと排泄の世話をしていたようです。

火葬の当日、「あの子は話せないけど、きっと苦しかったろうからこれで楽になれたと
思うとほっとする。この数ヶ月、あの子の世話でよく眠れなかった私も大変でしたけ
どね。」と話していました。
自分の悲しみよりわんちゃんにとってよかったという言葉が胸に響きました。そして、
お参りしている姿が思い出され涙が出ました。いつも飼主さんの腕に抱かれ、冬の
寒い日は上着の下で暖めてもらっていた姿を。
「どうか抱いてやって下さい」と遺骨を手渡され、「初めて抱っこしました。私、何年も
サンタくんを見てましたけど、歩いている姿を一度も見たことがないんです。ここに
来る時はいつも抱っこされていて箱入り娘ならぬ箱入りわんちゃんだと思ってました」
と言うと、「あぁ そうだったわねぇ」と飼主さん達と泣きながら笑いました。

いつでも会えると思っていたのに、もう会えない。別れは、やはりつらいものです・・・。
でも、出逢えてよかったと心から思います。
サンタくんありがとう。そしてお疲れさまでした。