受付 9:00-17:00
- お気軽にご相談ください
お問い合わせ - スマホですぐにご相談
お問い合わせ
ブログ
2011.10.27
ブログ
テーマ:
涙の効用
猫ちゃんのご遺体をお連れになった男性です。お仕事の合間なのでしょうかスーツ姿で
貫禄のある50代くらいの方でした。 その方が、手続きの途中わんわんと声をあげて泣
きはじめてしまったのです。「この子のおかげでどれだけ癒されたことか・・・私のすべて
だ」と。
悲しくても表面に出さない男性が多いので少々驚きました。それと同時に頻繁にお参り
に来る方は男性の方が多いかもしれないと気づきました。表面に出さなくてもきっと思い
は同じですし、長く思い続けているのですね。
そして、別のある男性がペットを亡くした時の事を振り返ってこう話していました。
「あの時は家族みんなで泣きました。ちゃんと悲しめたから気持ちのきりかえがうまくで
きたような気がする」と。
涙を流すのは恥ずかしい事ではありません。男性も泣いていいのです。悲しみにフタを
してしまいこんでしまうのではなく、悲しみと向き合って涙と一緒に流してしまうことも大切
なのではないでしょうか。
涙の効用・・・。
それだけで悲しみがなくなることはありませんが、泣くことをがまんしないで下さいね。